1999年7月3週

18日の冷やし中華。具ばっかり見えるねえ。 18日のうなぎ。

7月15日(木) 晴
深夜、カブトムシがかごを脱走。力強い限りである。水底が新たにもらってきた粘菌は勢力を拡大中。黄色いむじゃむじゃがきれいなフラクタル構造でシャーレに広がっている。スズメバチは、ここ数日見ない。
晴れたので洗濯をする。冷やご飯がいっぱいあったので、焼きめしを作ろうと思い立つ。
キャベツ、玉ねぎ、人参、ピーマンを刻み、昨日の鶏の丸焼き残りをむしって、そのソースとケチャップで味をつける。大量にできる。ふたりでむさぼる。
私は、夜、外で会食があったので、水底が夜もそれを食べる。申し訳ない。帰ってからもまだ残っている。
鶏のむしり殻と下に敷いていたキャベツや詰めたピラフを一緒に煮る。スープをとるのだ。ショウガとニンニクを入れておく。明日は、ラーメンである。ふふふ。
水底が、白インゲン豆のトマトソース煮をこしらえていた。

宅配:人参、大根、キャベツ×2、トマト、シソ、ズッキーニ、インゲン、ピーマン、オクラ、かぼちゃ、モモ、バナナ、油揚げ、豆腐×2、納豆×3、ところてん、ナス、ショウガ。

食:12時、炊き込みご飯の残り、チキンライス。
食:19時、会食(和食、私のみ)
食:21時、チキンライス、チキンスープ、白インゲンのトマトソース煮(水底のみ)。



7月16日(金) 晴
夜は、昨日に引き続き、ご会食。今日は、水底も一緒である。浅草に行き、振袖のお嬢さん達と一緒にそばやでご歓談である。アルコール欲がなかったので、ウーロン茶を飲みながらいろいろと話す。
昼は、チキンスープをベースに、キャベツ入り味噌ラーメンをつくって食べる。

食:12時、チキン味噌ラーメン、チキンライスの残り、なすのぬか漬け。
食:18時、そば屋で、煮物や焼き物、天ぷら、そばなど(外食)。



7月17日(土) 晴
晴れているといってもすっきりせず、曇りがちな日々が続いている。当然、湿気も多い。ただでさえ湿気がちな我が家である。
水底が、味噌を瓶から移す。とてもできが良くて、カビも少ない。とりわけ麦味噌が明るいえんじ色をしていて、うまい。この味噌は、前の家から引き続き持ってきたものだ。

本日の味噌汁1…豆腐、カボチャ、大根、インゲン、レタス。
本日の味噌汁2…油揚げ、大根、インゲン、豆モヤシ、豆餅。

購入:うなぎの蒲焼き、葱、キュウリ、豆モヤシ、マヨネーズ。

食:15時、ご飯、味噌汁、ぬか漬け、焼きそば、おくら納豆、冷や奴、白インゲンのトマトソース煮。
食:22時、残りご飯、味噌汁、ナスのぬか漬け、白インゲンのトマトソース煮、焼きそばの残り。



7月18日(日) 曇
昼に冷やし中華、夜にうなぎの蒲焼きを食べる。
水底が、暑い午後にごそごそと台所でうろついている。昨日から水に浸してあった大豆を使って「おから」を作っているようだ。その過程で豆腐もできる。もちろん、逆なのだが、水底はそう言った。たしかに、豆腐よりもおからの方が食べがいもあるというものである。豆腐づくりは大変だ。首にタオルを巻いて汗だくになった水底が、「豆腐は大切に食べよう」と宣言する。豆腐を作るたびに宣言している。夕飯の時に、おからは昆布や干し椎茸、人参、干しエビなどと一緒に煮られて出てきたの。豆腐は冷や奴である。豆腐とおから、白米とぬか漬け…、合理的で古典的な食卓ではないか。

食:13時、冷やし中華(キュウリ、トマト、豆モヤシ、焼き油揚げ)、ナスのごま炒め。
食:20時、ご飯、うなぎの蒲焼き、キュウリとナスのぬか漬け、キャベツサラダ、冷や奴、おから煮。



7月19日(月) 曇
朝、お茶漬けを食べたのち、『ファントム・メナス』を見にいく。楽しんでみる。とてもよくできていて、SFXに違和感がない。そうなると、不思議なもんで、映像への衝撃というのは薄れるものだ。考えてみれば、現代は新たな魔法の時代の入り口だと言える。遺伝子組み換えやナノマシンなどといった先には、かつて様々な文化が生み出した呪術やおばけ的世界、願望を現実に変える世界が見えている。踊る植物、しゃべる動物、変異する身体…。そういうものに次第に慣れ、麻痺していくのだろうか。
昼は、職安通りの韓国街で冷麺を食べる。その後会議に出席。
夜は、水底が立派なサバを購入していたので、塩して焼いてもらう。2尾あって、1尾はしめさばになる。水底は冷蔵庫にあるしめさばを思い、しょっちゅうにたにたと笑っていた。よほど好きであるらしい。

購入:サバ、タコ、スモモ、冷麺、韓国春雨、チヂミの粉、キムチ。

食:8時、お茶漬け、ぬか漬け。
食:14時、冷麺(外食)
食:21時、ご飯、塩サバ焼き、タコと玉ねぎのマリネ、キムチ、キュウリのぬか漬け、納豆、味噌汁、五目豆煮。



7月20日(火) 曇
水底念願のしめさばができる。水底は笑いながら食べる。まったく、それほどまでに好きな理由は分からぬが、たしかに脂がのっておいしいしめさばになった。夜は、そのしめさばを使い、酢飯とともに型押しして、押し寿司をこしらえていた。たしかにうまい。
おお、今日は海の日で休みであった。

食:13時、ご飯、しめさば、タコと玉ねぎのマリネ、キムチ、キュウリとナスのぬか漬け、きしめん、味噌汁、五目豆。
食:21時、サバの押し寿司、温きしめん、五目豆、キムチ、キュウリとナスのぬか漬け、タコと玉ねぎのマリネ、茹でキャベツサラダ。



7月21日(水) 晴のち雨
午後、会議のため外出。空は晴れていたが、午後遅めになって一転にわかに空かき曇り、雷鳴とどろき、土砂降りとなる。夕立が大きくなったものかどうかは知らないが、梅雨の終わりのできごとで、都心では死者が出たり、電車が止まって大変であったらしい。私は、雨が降り出す前に会議のため室内に入り、会議が終わる頃にはほぼやんでいたため、無関係であった。
水底が、ハヤシライスを食べたいという。水底のハヤシライスは豚バラ肉で作られ、しかも、玉ねぎの他に、人参、ピーマン、オクラ、インゲンなどが入っている。ワインと日本酒をたっぷり使って煮込んでいたが、水底の様子がおかしい。どうも蒸気のアルコールを吸入して酔っぱらったらしい。ぶつぶつ言っていた。
このところ、水底が台所仕事をやっていて、ほとんど台所に立っていない。こちらが忙しいのもあるが、料理の傾向がいつもと違うのはそんな理由である。

購入:豚肉、ナス、キュウリ、お菓子、マカロニ、トマトペースト、鶏皮、ハヤシのルー。

食:12時、ラーメン、ご飯、キムチ、ぬか漬け。
食:22時、ご飯、水底流ハヤシライス、コールスロー、キムチ、ぬか漬け。


大豆から豆腐です。(暗くてごめん) 大豆からおからです

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