1999年8月3週

冷やし中華。すべて天然色。しそ漬けショウガ、トマト、シソ、カボチャ。
あ、右上の粉はインスタントの乾燥具だった。

8月15日(日) 曇りのち晴
水底のイベントに同行。ここ数日、というか、7月の終わりからずっと睡眠時間が足りないので、眠い。お弁当用に焼きそばをパックに詰め、ご飯を梅干し入りおむすびにしておく。
夜、帰って風呂に入ったら寝てしまう。腹よりも睡眠。

食:8時、焼きそば。
食:12時、おむすび。



8月16日(月) 晴
ふたりとも朝早く起きる。そうめんを茹でたり、パンを焼いて飢えをしのぐ。ちょっと働いていたらまたも猛烈な睡魔に襲われる。負ける。日が暮れる。洗濯だけはしておいてよかった。夜になる。
少し秋が近づいてきた。蝉の声にまじって、カラスが何度も鳴くのだが、その声はもう秋の気配がする。空に響いているのだ。
夕暮れには、秋の虫たちが鳴いている。空気に音が染み渡っている。
まだ、蝉も鳴いているし、カナブンも飛んでくる。
でも、もうすぐ秋なのだ。
夜は、水底がご飯を炊き、にみそ、春雨サラダをつくる。ナスとシソをベースに、ジャガイモ、ゴボウ、人参などを炒めて味噌やごまで味付けしたご飯の友である。夏の料理。私がトマトオムレツと味噌汁をこしらえる。味噌汁は、人参、ジャガイモ、カボチャ。トマトオムレツは、オムレツの中身に、つぶしたミニトマトをごろごろと入れたもの。あっさりしてよいのだ。モロヘイヤ納豆は、モロヘイヤをさっとお湯にくぐらせて、包丁で叩いて粘りを出し、納豆と合わせたものだ。ご飯に合うのだ。ご飯を食べるのだ。あまり食欲がない。夏ばてかなあ。

食:8時、そうめん、ナスとカボチャの素揚げ、トースト、ぬか漬け。
食:22時、ご飯、味噌汁、トマトオムレツ、にみそ、キムチ、春雨サラダ、モロヘイヤ納豆。



8月17日(火) 晴
睡眠パターン崩壊。明け方まで本を読んだりしている。明けてから寝る。起きて、慌ててやるべきことをいくつかやる。町に出て、銀行や郵便局などを駆け回る。ついでなので、外食をしてみるが、これが、困ったことにまいったのだった。浅草軒というオムライスがメインの洋食屋に行ったのだが、まず、待たされた。客はほとんどいないランチ後である。待たされたのは待とう。水底のオーダーは結局忘れられていたらしく、私のが届いた後に謝りに来た。まあ待とう。さらに水底のドリアの中には、固形スープの素のようなものが固まりで入っていたようだ。まあ謝りに来たからよいとしよう。が、その後水底はMSG症候群のようになり、ふらふらであった。外食はするなということか。ぐったりする。帰って寝る。
ようやく起きて、仕事を始める深夜。あ、もう18日ではないか。
ちなみに、MSG症候群とは、グルタミン酸ソーダ症候群、別名中華料理店症候群とも呼ばれる。アメリカで言われているのだが、中華料理を食べた後、身体が暑くなったり、ぼおっとしたり、身体が赤くなったりする症状群のことである。グルタミン酸ソーダ、つまり、合成調味料を大量に摂取した場合に発症する場合があるそうだ。慣れているとそうでもないが、摂り慣れていないと起こりやすいとか。
最近、この合成調味料のことを「うまみ調味料」と呼んでいますが、これはずるい。たとえ、天然素材から作ろうとも、合成調味料には変わりないである。加工食品の表示欄に「調味料(アミノ酸等)」とある場合、グルタミン酸ナトリウムが入っていると考えても間違いない。このグルタミン酸ナトリウムは、味の素が、昆布のうまみ成分から開発したもので、日本をはじめ東南アジアを中心に世界中に広がっている。
 と、このくらいにしておこう。近々、久しぶりに「勉強室」に入れよう。
 深夜、腹が減ったので、冷やし中華を食べる。水底がつくってくれた。トマト、モロヘイヤ、ナス、カボチャ、シソが入っていてとてもうまい。

食:15時、オムライス、ドリアなど(外食)
食:24時、ご飯、にみそ、春雨サラダ、冷やし中華。



8月18日(水) 晴
昨日の影響か、まだあまり食欲がない。夜にそうめんを茹でる。残っていたご飯を、ニンニク、玉ねぎ、人参、キャベツ、シシトウ、卵とともにチャーハンにする。うまい。ジャガイモとカボチャを素揚げしてくらう。

食:15時、食パン。
食:18時、チャーハン、そうめん、フライポテト&カボチャ。



8月19日(木) 晴
プランターのシシトウとピーマンを収穫する。シシトウ9本、ピーマン2個。シシトウは軽く茹でて食う。ピーマンは、広島風お好み焼きに入れてみる。香りはいいが味はふうん。プロじゃないからね。
ということで、広島風お好み焼きをつくる。豚肉、キャベツ、ピーマン、卵、焼きそばのシンプルなやつ。ひとつだけつくって、ご飯のおかずにする。
夜は、水底が仕込んでいたアドボを食べる。アドボとはフィリピンの料理で、鶏と豚、玉ねぎとニンニクを酢とニョクマム、醤油などで漬け込み、その後煮込み、かつ、肉は別に焼いてから煮込むという時間がかかる料理である。どうもエスニックというより田舎料理のような香りがする。ご飯の友としては最高。これに、ゴーヤ、ピーマン、レタス、人参、玉ねぎの野菜炒めを添えて飯を食った。

宅配:鶏手羽先、豚バラブロック、豆腐、油揚げ、谷中ショウガ、ほうれん草、モロヘイヤ、ミニトマト、人参、レタス、オクラ、ピーマン、カボチャ、梨、牛乳。

購入:トマトケチャップ、ゴーヤ、オレンジジュース。


食:14時、お好み焼き、ご飯、キムチ。
食:22時、ご飯、アドボ、野菜炒め、キムチ。



8月20日(金) 晴
どうも眠い。夏ばてか。決まった時間に起きる必要がないので、眠いときに眠れるのはいいことだが、その分仕事が押していく。そして、仕事以外のことをする時間が押されていく。押されていって、どこかの倉庫にしまわれていく。「やろうと思っていたこと」リストばかりが増えていく。だからといって眠いのには変わりない。夢でも見よう。
車に乗って外出。無農薬米使用の酢「富士酢」や国産大豆、小麦使用の醤油「かめびし醤油」をそれぞれ1升買いに行くためである。酢と醤油、それに油と塩はいいものを使う。戦前は当たり前だったものばかりだ。時間をかけて発酵させてつくった酢や醤油、あるいは日本酒や味噌は、時間を短縮させてつくったものとは持っている質が違う。それは、ミネラルや有機酸の量なのかも知れない、あるいははかりしれない生命のエネルギーなのかも知れない。理由はいろいろあるかも知れないが、これらを使うとおいしくなるのだ。下手な料理でも、素材を殺さずに旨くしてくれる調味料である。
よいサバがあったので水底が買い求め、帰宅後に塩や酢でしめていた。
昼は、水底がご飯を炊き、冷や奴を用意し、葱味噌がはさまれた油揚げを焼いていた。私が、葱、油揚げ、ジャガイモ、レタス、オクラ、人参の味噌汁をつくった。葱味噌油揚げは、焼くのと味噌汁にするのではまったく味が違う。油揚げ万歳。
夜は、水底がつくる。水底はナスがとても好きであり、この夕食だけで6本のナスを調理している。

購入:酢、醤油、ごま油、カレールー、焼きそば、サバ、ナス、ぬか、オオムギ。

食:14時、ご飯、味噌汁、葱味噌油揚げ焼き、冷や奴、アドボ、野菜炒めの残り、キムチ。
食:21時、ご飯、ポテトのごまサラダ、焼きナス、揚げナスの南蛮だれ漬け、アドボ、キムチ。



8月21日(土) 晴
午後遅く、水底が買い物に行く。
昼は水底がプランターのバジルと、もらってあったバジルペーストでスパゲッティをこしらえる。ナスとピーマン入り。夜は、ご飯を炊き、塩サバ、しめサバのサバづくし。塩サバが実にうまい。新鮮なサバを新鮮なうちに塩して、時間を置きすぎずに食べると、油が酸化しておらず、あとで胃もたれすることもない。味噌汁は、油揚げ、モロヘイヤ、人参、レタス、オクラ、葱。

購入:フランスパン、チョコレート、塩。

食:14時、バジルスパゲッティ、ポテトのごまサラダ、アドボ。
食:22時、ご飯、塩サバ、しめサバ、味噌汁、昆布納豆、ポテトのごまサラダのこり、アドボ、キムチ。


ナスを素揚げして、ゴマ葱入りの三杯酢へ 焼きナス。焼けた皮の香りがたまりません。
フィリピン料理のアドボ。これも酢をたっぷり使います。 バジルパスタナス添え。

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