2001年2月15日〜21日

新鮮な鰯を開いて叩いてまとめると… おいしいつみれ汁に生まれ変わるのだった

2月15日(木)
曇りのち晴れ。水底の友人Hが来て、水底と打ち合わせをする。私は仕事。昼過ぎ一度水底が外出したので、その間に私はモヤシと鶏肉を入れて韓国辛いインスタントラーメンを作って食べる。水底は帰宅後、イカチヂミを作ってHと食べていた。私も一口もらう。夜は、餃子鍋。水底が豚の挽肉などで餃子をつくり、春雨、菜っぱなどを入れて鍋にする。水底、ふたたびイカの塩辛をこしらえていた。今度は、味噌用の麦麹をひとつまみ入れており、そのせいか仕上がりが早くまろやかである。

宅配:サツマイモ、人参、大根、蓮根、長葱、キャベツ、小松菜、カラーピーマン、伊予柑、リンゴ、椎茸、レタス、油揚げ、豆腐、納豆、鶏ぶつ切り、ジャガイモ。

購入:餃子の皮、サバの水煮缶。


食:11時、ちらし寿司、サラダの残り、すまし汁の残り、クリームシチューの残り。
食:16時、韓国インスタントラーメン、ご飯、(私のみ)
食:17時、イカチヂミ
食:21時、餃子鍋、ご飯、ちらし寿司、イカの塩辛、納豆の油揚げ焼き。



2月16日(金)
晴れ。寒い。朝、大量の郵便物を出しに郵便局へ行く。それから、会議のため外出。昼は、六本木のいつもの中華料理屋で坦々麺を食べる。会議後はいつもの店で懇親会。今回は東北の生産者が多数参加。山形のOさんに合鴨を送ってもらうように頼む。うれしい。何の料理にしようか。

食:12時、坦々麺(私のみ、外食)
食:18時、おにぎり、焼きそば、焼酎、など(私のみ、外食)
食:24時、揚げパン



2月17日(土)
晴れ。寒い。朝早くに六本木へ。休みでもあり、早朝でもあり人が少ない。中学校は午前中授業があるので、六本木の町を中学生だけが歩いている。不思議な感じ。午前中会議、午後、セミナーの司会。それから打ち合わせをして帰る。帰宅後、ご飯を食べ、明日の準備をして寝る。
昼は同じ中華料理屋。坦々麺ではなく、五目焼きめしにしてみる。ボリュームがあり、あっさり味でおいしい。卵がたっぷり入っていた。付いてきたスープは薬膳系か。
夕飯は、水底がご飯を炊き、豆腐とワカメの味噌汁、炒り豆腐、小松菜のおひたし、小ジャガイモの煮物をこしらえる。ねむい。

食:8時、立ち食いそば、コーヒー、パン(私のみ外食)
食:12時、五目焼きめし(私のみ外食)
食:20時、ご飯、豆腐とワカメの味噌汁、炒り豆腐、小松菜のおひたし、小ジャガイモの煮物、納豆、シシャモオスの干物、イカの塩辛。



2月18日(日)
晴れ。午前3時に起床。車で東京駅へ。枚方市で学校給食の講座と取材に行く。私がホームページで掲載している食日記を読んでいる人に会う。同時に、水底のバリ情報、漫画のことも知っている人である。ちょっと気恥ずかしい感じがする。
夜、自宅で味噌を仕込む。先週の木曜日に麦麹が届いており、水底が塩麹にしておいてくれたのだが、その後、大豆を煮る時間がなかったのである。水底が一昨日から大豆を水に浸しはじめ、今日、煮始めた。つぶすのを手伝う。乾燥大豆4kg分ほど。多いですねえ。明日も帰宅後、つぶしたりする作業。しかし、明日も朝から夜まで外出か。
朝は、昨夜水底が梅おにぎりを握ってくれたのでそれを持って出かけ、東京駅で食べる。昼は会食。和食家さんで、ご飯、アサリの味噌汁、鰹の刺身、牡蠣と鮭のフライ、茄子と出汁巻き卵などの炊きもの、白菜の漬けもの、コンニャクと筍の緑和えものなどの定食。会話しながらでも何を食べたかだいたいのところ覚えている。これも日記を付ける習慣のせいか?
しかし、日記には匂いの記憶の表現が難しい。こればかりは、私と水底の記憶の中にしかないのである。匂いの記憶は、同じ匂いをかいだときに思わぬ形でよみがえる。年齢を重ねるに連れ、舌や匂いの知覚力は衰えていくが、舌や匂いの記憶と経験は高まる。そして、ある匂い、ある味を得たときに、自分では忘れていたような記憶のひとこまを再起することがよく起こるようになる。だから、食は楽しい。
帰りの新幹線に乗る前に、いなり寿司の弁当を購入。8つ入っている。しかし、味が濃いので、ふたつ食べて持ち帰る。夕飯は、3日前のご飯を、蒲鉾、小松菜、葱、椎茸、卵、醤油で焼きめしにしたもの、昨日のご飯、炒り豆腐、ジャガイモ煮、おひたしの残り、それに、水底がつくった豆腐と油揚げと呉汁の素と葱の味噌汁である。もちろん、稲荷寿司も食べた。

購入:牛筋、天ぷら(つけ揚げ)、モジャコの釜揚げ(新子)、どろソース。クレージーソルト。

貰い物:ヒバーチ、梅干し。


食:5時半、おにぎり(私のみ)
食:13時、和定食(私のみ外食)
食:16時、いなり寿司(私のみ外食)
食:21時、ご飯、焼きめし、いなり寿司、味噌汁、炒り豆腐、ジャガイモ煮、おひたしの残り、納豆。



2月19日(月)
晴れ。なんとか起きる。7時過ぎに外出。今日は神保町で集会と打ち合わせ2本。たくさん顔見知りに会うが、私はそもそも人の顔と固有名詞を覚えるのが苦手である。だから、たいていの場合、その人の顔におぼろげな記憶があっても名前は出てこないし、どこで会ったかも思い出せない場合が多い。第一、近しい友人でも時々、似ている人を見かけると、その人かもしれないと思ったり、また、最悪なことに逆もある。だから、どうぞ、私が、あなたを名前で呼ばなくても、どうか許して欲しい。ごめんなさい。
帰宅後、水底が二日がかりで煮た大豆約5kgを味噌として仕込む。大変なところだけ、水底がやったような気がする。おいしい麦味噌になるといい。
朝は、立ち食いソバ、昼はお弁当。お弁当はしめじ炊き込みご飯に、鶏の照り焼き、海老天ぷら、芋天ぷら、煮物などで結構なボリュームがあった。夕方、もう一度立ち食いソバを食べて帰る。
夜は、水底おまかせ。鰯を買ってきて、つみれにし、葱、生姜の味噌仕立て汁ができていた。ごちそうである。これに、醤油大豆、納豆、イカの塩辛などを食べる。

購入:鰯、牡蠣、モヤシ、オレンジジュース。

食:9時、立ち食いソバ(私のみ外食)
食:12時、お弁当(私のみ外食)
食:20時、立ち食いソバ(私のみ外食)
食:23時、ご飯、つみれ汁、醤油大豆、納豆、イカの塩辛、炒り豆腐、ジャガイモ煮。



2月20日(火)
晴れ。11時に起き出す。久しぶりに8時間寝た。でもまだ眠い。今日も、午後から打ち合わせである。新橋の事務所。
水底のリクエストもあり、そば飯をつくる。焼きそばと焼きめしを合わせたものである。先日、どろソースを入手したので、より本場に近い味になったと思われる。なにぶんにもこんなもの食べたことがなく、スーパーで見た冷凍食品のパッケージ写真とコピーを元につくっているのである。肉は入れずに、キャベツ、人参で味付け。豆腐が半丁残っていたので、モヤシとともに炒め、ニョクマムと沖縄のスパイスであるヒバーチで味付け。沖縄的味わいを楽しむ。夜は、雑炊をこしらえる。水底曰く、鍋をせずに雑炊をつくるのはとてもいけないことのようなぜいたくさを感じるとか。雑炊は、白菜、大根、人参、葱、天ぷら、油揚げ、ご飯、卵、昆布、干し椎茸、ポン酢。水底が仕込んでいた牡蠣のオイル漬けを食べる。なかなかおいしい。

食:12時、そば飯、豆腐チャンプルー、つみれ汁、醤油大豆。
食:16時、立ち食いそば(外食、私のみ)
食:21時、雑炊、つみれ汁、豆腐チャンプルー、牡蠣のオイル漬け、イカの塩辛。



2月21日(水)
晴れのち曇り。水底の仕事で丹那盆地に行く。打ち合わせ。私もついでに少々仕事をする。雑炊の残りを食べて出て、途中でパンをかじる。カレーライスが食べたい気分だったのでカレーパンを食べたが、カレー欲は失われない。カレーパンで満たされるのは揚げパン欲だけである。沼津のスーパーに寄る。イルカのぶつ切りを安く売っていた。岩手産だそうだ。イルカ、クジラは太平洋の各地で今も少しずつだが流通している。水底が購入。私は、獣臭いのが苦手なので、歯クジラ類よりも髭クジラ類の方が好きである。もちろん、資源量とのバランスはとらなければならないが…。明日、水底が調理する。楽しみにしておこう。夜は、打ち合わせの延長で外食。

購入:牛乳、3連ヨーグルト、裂けるチーズ、炒り大豆しょうゆ味、お菓子、練り製品、イルカ、ソーセージ。

食:10時、雑炊残り。
食:12時、パン(外食)
食:21時、牡蠣フライ、太刀魚塩焼き定食(外食)


炒め中の五目豆腐。水底の得意料理である 芋煮。水底風
ひたし大豆。ふっくらとした大豆がきれいでおいしい 雑炊。ひとなべ料理ならば、はるにおまかせ

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