ねもはも

本サイトの更新履歴　2012.01.13

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生産者と消費者をつなぐ測定ネットワークについて

農と食の環境フォーラム　ホームページ

農と食の環境フォーラムへようこそ。
農と食の環境フォーラムの目的と活動は、こちらです。

農と食の環境フォーラムは、会誌として、「ねもはも」を発行しています（現在不定期発行）。有機農業のこと、食の安全性、食べものと暮らし地域の循環、新規就農、いろんなことを考え、行動している人たちがいます。根も葉もある話を聞いて、しゃべってみませんか。

本サイトは、この「ねもはも」を中心に、農と食の環境フォーラムの活動紹介などを行っています。

●生産者と消費者をつなぐ測定ネットワーク
放射線測定を開始します

提携米研究会、全国学校給食を考える会（五十嵐興子会長、大地を守る会事務局）、農と食の環境フォーラム（牧下圭貴代表）の３者で、「生産者と消費者をつなぐ測定ネットワーク」を結成し、放射線測定器「ＮａI(Ｔl)ガンマ線スペクトロメータ」（ＥＭＦジャパン　ＥＭＦ２１１縦型）を購入、設置して測定運動を開始します。

■生産者と消費者をつなぐ測定ネットワークについて（略：生消測定ネット）
　３１１の原発事故により、土と、水と、空が汚染されました。放射能汚染により、地産地消、循環型の農業や地域社会づくりのつながりが壊れました。放射能汚染は、生産者と消費者の信頼を、不信と不安に変えました。
　これまで、有機農業運動や提携米運動に関わってきた生産者と消費者は、環境と調和しつつ経済的にも持続可能な農業のあり方、食の安全、持続的、循環的な社会を求めてきました。
　産直、提携、あるいは、学校給食における地場産や有機農業との連携による教材化など全国に取組が広がりつつあります。
　そこに、今回の東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きました。
　1986年のチェルノブイリ事故後、各地でさまざまな反原発の取組がありました。しかし、日本に54基の原子力発電所の設置が進み、プルサーマル計画の中で、青森県六ヶ所村の再処理工場も建設されました。反原発、脱原発をなしえなかった結果が、今回の事故です。
　すでに、莫大な量の放射性物質が拡散しました。
　森が、海や川が、学校が、公園が、町が汚染されています。
　放射能の影響が大きい子どもたちを守り、少しでも放射能を減らす取組を続けることが大切です。
　そして、食が汚染されています。
　田畑が、汚染されています。
　目に見えないだけに不安がつのります。生産者も、消費者も不安です。
　食品の暫定基準値も、年間１ミリシーベルトという人工放射能の許容量から考えれば、高すぎます。
　しかし、不安がってばかりではいられません。
　これから長い年月を、放射能の問題とともに生きていくことになるからです。
　放射能に汚染されたからと、これまでの有機農業運動や提携米運動、学校給食運動などを終わらせてはいけません。
　むしろ、いまこそ生産者と消費者が支え合い、社会を変えていく道を切り開くことです。
　そのためには、まず、放射能汚染の実態を知ることが必要です。放射能汚染を調べ、広く共有し、対策を考え、基準のあり方、生産のあり方、消費のあり方を考えていくことです。
　近い将来、誰であっても、不安があれば、放射能測定が無料で、すぐにできるよう公的な検査態勢を整えていくことが必要でしょう。それまでの間、放射能をみんなで測定し、調べることから、生産者と消費者のつながりを確かめていく運動を続けたいと思います。

■目的
　本ネットワークは、以下を目的に、食品や土壌などの放射能測定を行い、情報を共有し、食の安全を目指した運動を展開します。
・測定により、食品の放射能汚染を防ぐ
・農産物と土を測定することで、農業での放射能汚染対策を目指す
・情報を共有し、暫定基準値の再検討につなげる
・放射能測定を普及させる
・測定と情報共有により、有機農業や提携運動など生産者と消費者のつながりを深める
・測定と情報共有により、学校給食の安全性と信頼性を深める

■測定について
　厚労省の定める公定法には記載されていませんが、農林水産省がガンマ核種を測定するための機器として暫定規制値との比較が可能としている「簡易スペクトロメータ」を設置して行います。

高精度検査機器「ＮａI(Ｔl)ガンマ線スペクトロメータ」
（ＥＭＦジャパン　ＥＭＦ２１１改良型）

　測定対象は、食品、農場等の土壌、たい肥、腐葉土、稲わら等の農業資材など、食品、食品に関わるものとします。
　測定にあたっては、事務局または主催団体に申請し、事務局に必要な手数料を支払って実施します。
　測定結果は、「測定報告書」の形で申請者に通知します。結果の取扱については、申請者の判断にゆだねます。測定結果のうち、生産地（都道府県名）、検査品目名、放射能測定結果については、いかなる結果であっても、本ネットワークホームページで公表します。
　ただし、それ以外の情報については、申請者の同意がない限り本ネットワーク側に守秘義務を課します。

　測定にあたっては、当面以下を優先します。
・　米（玄米）と土壌をセット（２検体）
・　学校給食関係食材または１食分の給食
・　有機農業関係（農産物、たい肥、腐葉土、稲わら、有機資材、学校給食食材）

■主催団体
全国学校給食を考える会（会長：五十嵐興子）
提携米研究会（共同代表：黒瀬正、橋本明子）
農と食の環境フォーラム（代表：牧下圭貴）

■賛同団体（呼びかけ中）
本ネットワークの趣旨に賛同いただき、検査や実験、情報の共有等を行う市民団体、ＮＰＯ等に賛同団体として参加を呼びかけます。
ＮＰＯ法人アトピッ子地球の子ネットワーク
ＮＰＯ法人日本消費者連盟

■測定ネットホームページ
http://sokuteinet.sblo.jp/

●会報　ねもはも

ねもはも29号　2005年６月20日発行　炭焼きと里山仕事の流儀　ほか　16ページＮＥＷ
ねもはも28号　2005年４月20日発行　食べもののあり方（第二版）　ほか　16ページＮＥＷ
ねもはも27号　2005年２月20日発行　花粉症と遺伝子組み換えイネ　ほか　16ページＮＥＷ
ねもはも26号　2004年12月20日発行　遺伝子組み換え作物の生態系汚染　ほか　16ページＮＥＷ
ねもはも25号　2004年10月20日発行　特集：熊本県水俣市　「食」をめぐるフォーラム参加記　ほか　16ページＮＥＷ
ねもはも24号　2004年08月20日発行　フランスのグリーンツーリズム、ドイツのお魚料理　ほか　16ページＮＥＷ
ねもはも23号　2004年06月20日発行　茨城県八郷に住む　八ツ場ダム現地を訪ねる　ほか　16ページ
ねもはも22号　2004年04月20日発行　今さら聞けない勉強室加工食品の期限表示　ほか16ページ
ねもはも21号　2004年02月20日発行　トリインフルエンザに考える　ほか　16ページ
ねもはも20号　2003年12月20日発行　食べたい野菜と売りたい野菜が違う、ふしあわせ　ほか　16ページ
ねもはも19号　2003年10月25日発行　寒い夏ほか　16ページ
ねもはも18号　2003年08月20日発行　冷夏に思う10年前ほか　16ページ
ねもはも17号　2003年06月20日発行　フランスの米どころラマルクを訪ねて　など　16ページ
ねもはも16号　2003年04月20日発行　ふのりシャンプーに挑戦　など　12ページ
ねもはも15号　2003年02月20日発行　消えたふじみ湖　など16ページ
ねもはも14号　2002年12月20日発行　めしを炊こう！　など　16ページ
ねもはも13号　2002年10月20日発行　山羊を飼う理由、遺伝子組み換え連続講座など　16ページ
ねもはも12号　2002年08月20日発行　健康増進法考　など、16ページ
ねもはも11号　2002年06月20日発行　スローフードばんざい！　など16ページ
ねもはも10号　2002年04月20日発行　イノシシ考・スイスの狂牛病対策など16ページ
ねもはも９号　2002年02月20日発行　食べもののあり方など16ページ
ねもはも８号　2001年12月20日発行　今さら聞けない勉強室「狂牛病とプリオン」など16ページ
ねもはも７号　2001年10月20日発行　トキ野生復帰関連プロジェクトなど16ページ
ねもはも６号　2001年08月20日発行　フィリピン・リトルタジャン・プロジェクト２など16ページ
ねもはも５号　2001年06月20日発行　手作り学園スワラジ学園など16ページ。
ねもはも４号　2001年04月20日発行　九州のグリーンツーリズムなど16ページ。
ねもはも３号　2001年02月20日発行　今さら聞けない勉強室「放射性照射食品」など16ページ。
ねもはも２号　2000年12月20日発行　フィリピン・リトル・タジャン・プロジェクトなど16ページ。
ねもはも１号　2000年10月20日発行　自給率について農家との往復書簡など16ページ。
ねもはも準備号の内容　2000年７月20日発行
会報ねもはものご案内　（購読のご案内）

●コンテンツ

いまさら聞けない勉強室＆用語集　農薬、食品添加物から牛乳、農薬、微生物、遺伝子組み換え、わかりやすくまとめます。
池田久子のチリチレ便り　海外青年協力隊でチリに行った池田さん、チリの農村はどんな暮らしですか？
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