外交特例
DIPROMATIC IMMUNITY
ロイス・マクマスター・ビジョルド
2002
2014年5月3日読了。これが現段階での最新作でようやく翻訳されたもの。シリーズだから、背景を知っていないとおもしろさは半減するが、SFミステリーである。寄港中のステーションで兵士が失踪。そこからはじまる大騒動。ビジョルドの別の作品である「自由軌道」で登場する遺伝子改変された無重力生活に適応した人類クァディーの世界で事件解決と外交を繰り広げる中年のマイルズ・ネイスミス・ヴォルコシガン聴聞卿。
ビジョルドのSF世界の総仕上げといった感じである。ファンタジー作品が人気なだけに、今後、マイルズシリーズが続くのか、心配。
(2015.6.20)